亜鉛は本当に風邪予防に効く?専門家が明かす最新エビデンスと注意点
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風邪を引きやすい人と引きにくい人の違い。その鍵を握る栄養素として長年研究されてきたのが亜鉛だ。論文データベースPubMedに収載された数多くの研究や、日本の学術情報を網羅するJ-STAGEの報告を総合すると、亜鉛は単に健康を維持するだけでなく、粘膜免疫のバリア機能を高め、ウイルスの細胞内侵入を抑制する直接的な働きを持つことが分かっている。
しかし、単に毎日サプリメントを飲めば絶対に風邪を引かないというわけではない。米国国立衛生研究所(NIH)の知見によれば、体内の亜鉛濃度が適正に保たれている状態こそが免疫応答を正常に機能させる前提条件である。日頃から不規則な食生活で亜鉛不足に陥っている人ほど、風邪予防や症状の軽減における恩恵を受けやすいというのが最新の臨床的合意だ。