室内の小さい黒い蟻はどこから?プロが明かす巣ごと全滅の撃退法
室内で見かける小さな黒い蟻は、すべて同じ種類というわけではない。住環境を専門に研究する昆虫学者は、「敵を知らなければ、効果的な駆除は不可能」と警鐘を鳴らす。日本の一般住宅で目撃頻度が極めて高いのは、主に4つのグループだ。
筆頭に挙げられるのが「ルリアリ」である。体長わずか2ミリ程度、光沢のある黒色をしたこの蟻は、木材の隙間や壁の空洞だけでなく、家電製品の内部や電気スイッチの裏側といった人工的な隙間を好んで営巣する厄介な性質を持つ。一方、庭の土や朽木から行列を作って室内の糖分を目指すのが「トビイロケアリ」だ。体長は3〜4ミリほどで、甘い菓子くずや果物への執着が非常に強い。
さらに、黄褐色から黒褐色で極小サイズの「ヒメアリ」は一度室内に定着するとコロニーが複数に分かれて爆発的に増殖する。また、決まった女王を持たず集団で移動を繰り返す「アミメアリ」が一時的に大挙して屋内へ迷い込むケースもある。黒くて小さいという共通点こそあれど、好むエサや巣作りの場所は種ごとにまったく異なるのだ。