二度とすれ違わない二重螺旋の衝撃——2026年、世界中の建築家が会津若松へ押し寄せる理由

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会津さざえ堂の最大の謎は、その異様な二重螺旋構造のルーツにある。考案したのは旧正宗寺の住職であった郁堂(いくどう)和尚。金属の釘を極力使わず、複雑に組み上げられた木材が描く美しいカーブは、当時の日本の伝統的寺社建築の常識を根底から覆すものだった。

ここでしばしば浮上するのが、フランスのシャンボール城にある二重螺旋階段との類似性だ。レオナルド・ダ・ヴィンチが考案したとされるあの有名な階段と、遠く離れた日本の会津の地にある木造塔。果たして郁堂和尚は、長崎のオランダ船経由で渡来したスケッチ画を目にしたのか。それとも、全くの独自発想でこの空間を編み出したのか。2026年現在も歴史家たちの熱い論争は続いているが、その完成度の高さは時代と国境を超越している。

石川 優花

石川 優花

インテリア&ライフスタイルコーディネーター

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。