猛毒持つ青い天使アオミノウミウシの正体|触ると危険な理由と対処法
アオミノウミウシ(学名:Glaucus atlanticus)は、裸鰓目アオミノウミウシ科に分類される小型の海洋生物です。成体の大きさは約2cm〜5cm程度と非常に小柄で、手のひらにすっぽり収まるサイズ感しかありません。平均的な寿命は約数か月から1年未満と短命ですが、その生き様は他のウミウシとは一線を画しています。
海底や岩場を這い回る一般的なウミウシと異なり、アオミノウミウシは一生を外洋の海面直下で漂流しながら過ごす「浮遊性」のウミウシです。胃の中に空気の泡を取り込むことで浮力を保ち、水面に浮かび続けます。
特徴的なのは、「背中を下、腹を上」にして逆さまの状態で水面に浮かんでいる点です。上から見ると鮮やかな青色(腹側)が青い海と同化し、下から見ると白銀色(背中側)が太陽の光と同化する「カウンターシェーディング」という保護色構造になっており、天敵である鳥類や大型魚類から身を守っています。