午後の紅茶Cm歴代女優一覧と2026年最新キャスト|抜擢理由と現在
歴代の午後の紅茶CMの中で、社会現象とも言える大反響を巻き起こしたのが「CM内で女優自らが名曲をカバーして歌うシリーズ」です。特に2016年冬から2018年冬にかけて放映された、上白石萌歌さん主演の熊本・南阿蘇鉄道見晴台駅を舞台にしたシリーズは、広告クリエイティブ史に残る傑作として今なお語り継がれています。
当時、まだ10代半ばだった上白石萌歌さんが、ヘッドホンを耳に当てながら吐く息を白くして歌い上げたHYの「366日」、Charaの「やさしい気持ち」、スピッツの「楓」、そしてシリーズ完結編となったaikoの「カブトムシ」。これらはすべてスタジオでの後録音ではなく、「ロケ地の空気感とリアルな感情の揺れ動きをそのままパッケージする」という制作陣の強いこだわりによって生み出されました。
後に上白石萌歌さんはアーティスト「adieu(アデュー)」としての音楽活動を本格化させますが、当時のインタビュー手記でも「駅のホームで風の音や列車を待ちながら歌ったあの時間は、演技と歌の境界線が溶け合うような特別な体験だった」と述懐しています。相手役を務めた実力派俳優・井之脇海さんとの淡く切ない関係性も相まって、YouTubeに公開された公式WEB動画は数千万回以上の再生を記録し、ロケ地となった見晴台駅が全国的な聖地巡礼スポットとなる異例の現象を巻き起こしました。
また、後続シリーズで起用された南沙良さんも、JUDY AND MARYの「Over Drive」をアコースティックギターを抱えて瑞々しく熱唱。飾らないストレートな歌声が、10代特有の焦燥感と前向きなエネルギーを見事に表現し、大きな話題を呼びました。