伝説のGirls Mode高騰!Ds着せ替えソフト再沸騰の裏側
このジャンルの金字塔として君臨するのが、2008年に登場した『わがままファッション GIRLS MODE』だ。開発を担当したシンソフィアと、パブリッシャーである任天堂の手によって生まれた本作は、従来の「着せ替えごっこ」の概念を根底から覆した。プレイヤーがアパレルショップの店長となり、客の好みや予算に合わせてコーディネートを提案するゲームデザインは、本格的なアパレル経営シミュレーションとして成人女性層までをも巻き込む大ヒットを記録した。
当時の任天堂社長であった岩田聡氏は、本作の持つ潜在能力をいち早く見抜いていたことで知られる。社内の定例会や各種インタビューにおいて、ゲーム人口の拡大を掲げる中で「女性層が真に熱中できる高品質なタイトル」の重要性を説き、開発陣のこだわりを全面的にバックアップした。1万点を超えるアイテム数や、ブランドごとのテイストの細緻な描き分けは、岩田聡氏が目指した「誰もが楽しめる娯楽」の象徴的結実となった。