食後の割り箸「折る」「袋に戻す」はNg?恥をかかない正しい作法
食事を終えた後、汚れた箸先を隠そうとして元の箸袋へ完全に差し戻す光景をよく見かける。だが、割り箸の箸袋に戻すマナーにおいて、完全に奥まで戻す行為は厳禁だ。一見すると片付いているように見えるものの、店員側から見れば「未使用の箸」と見分けがつかなくなり、誤って再利用してしまうリスクや、確認のために触れざるを得ない衛生上のストレスを生じさせてしまう。
一方で、「使用済みであることを示すため」と称して箸を真っ二つに折る人もいる。しかし、食後の割り箸を折るNG理由には、心理的・文化的な背景が深く関わっている。物を折るという破壊的な動作そのものが食事の席にふさわしくなく、同席者に「攻撃的」「乱暴」という印象を与えかねない。さらに、神道や伝統文化にルーツを持つ和食の世界では、箸を折る行為は「縁を切る」「不吉」を想起させる忌み嫌われる所作だ。善意のつもりで行ったとしても、周囲には悪印象しか残らない。