理系の平均年収は文系より高い?学部別格差や大学院卒の生涯賃金を徹底検証

理系の平均年収は文系より高い?学部別格差や大学院卒の生涯賃金を徹底検証の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

一口に「理系」と言っても、専攻する学部・学科によって卒業後の給与水準には顕著なグラデーションが存在します。就職先となる産業構造と直接リンクしているためです。

主要な専攻分野別の平均年収水準をまとめた序列は以下の通りです。

【理系学部別の平均年収目安(30代時点の中央値・平均推移)】

  • 1位:情報・通信・AI系(情報工学部など)/ 平均年収:約620万〜700万円
  • 2位:機械・電気電子・材料系(工学部主要学科)/ 平均年収:約580万〜660万円
  • 3位:薬学系(6年制・創薬系)/ 平均年収:約550万〜640万円
  • 4位:化学・応用化学・バイオ系/ 平均年収:約520万〜600万円
  • 5位:建築・土木・都市環境系/ 平均年収:約500万〜580万円
  • 6位:理学系(数学・物理・生物など)/ 平均年収:約480万〜560万円
  • 7位:農学・水産・生命科学系/ 平均年収:約450万〜530万円

ランキング首位を牽引するのは情報工学分野です。DX需要の一巡後も生成AI実装やセキュリティ基盤の再構築が急務となっており、情報工学部平均年収は若手層から高水準を維持しています。メガベンチャーや外資系ITだけでなく、伝統的な大手製造業がIT人材を破格の条件で囲い込む動きが強まりました。

堅実な強さを誇るのが工学部就職先年収の高さです。自動車、重工業、半導体装置、総合電機などの基幹産業に直結しており、大手メーカーの安定した給与テーブルと手厚い福利厚生がベースを押し上げています。一方、薬学部平均年収は調剤薬局やドラッグストア勤務であれば初任給から500万円前後と初速が速い反面、大手製薬企業の研究・MR職を除くと40代以降の昇給ペースが緩やかになるという二面性を持っています。

田中 結衣

田中 結衣

デジタルマーケティングコンサルタント

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。