讃岐うどんの聖地に異変あり?早朝の高松で巻き起こる「規格外の一杯」を巡る熱狂の正体
この店を語る上で外せないのが、季節ごとに登場する圧巻の限定メニューだ。秋になればどんぶりを覆い尽くすほどの松茸が鎮座する「松茸うどん」、冬には大ぶりの牡蠣がごろごろと入った濃厚な一杯、夏には清涼感あふれるすだちが器一面に浮かぶ。讃岐の伝統的なかけうどんの概念を心地よく裏切るこれらの創作うどんは、舌の肥えた食通たちを唸らせてきた。
「うどんは日常食だが、そこにご馳走のワクワク感を足したい」。その言葉通り、贅沢な食材を惜しみなく使いながらも、決して手打ちうどんとしての軸がブレることはない。ベースとなる麺とだしの完成度が高いからこそ、どんな個性的な具材を受け止めても一杯の料理として見事に調和するのだ。