無地のしとは?名前なしは失礼か徹底検証!使う理由と最新マナー
無地のしを受け取った側は、実際のところどのように受け止めているのでしょうか。ネット上のコミュニティ(SNS、知恵袋等)における率直な声と、百貨店ギフトサロンの現場取材から見えてきたリアルを検証します。
大手ギフト関連機関が実施した贈答意識調査の傾向を見ても、無地のしに対する印象は「手渡された状況と関係性」によって評価が真っ二つに分かれることが判明しています。
【受け取り手のポジティブな生の声】
「引っ越してきたご家族から無地のしで焼き菓子をいただいた。表書きに気負った文字がなく、お返しを要求されていない気楽さがあって一番好感が持てた」(30代女性・主婦)
「会社の同僚からのお礼で無地のし付きの紅茶をもらった。『寸志』だと上から目線だし、『内祝』だと大げさ。水引だけのシンプルさが今っぽくてスマートだと感じた」(20代男性・会社員)
【受け取り手のネガティブ・困惑の生の声】
「配送で届いた荷物を開けたら、表書きも名前もない無地のしが巻かれていた。宅配伝票を先に捨ててしまっていたため、一体誰から何のお祝いで届いたのか分からずパニックになった」(40代女性・自営業)
「親戚からの出産祝いのお返しが無地のしだった。義母から『最近の若い人は名前も書かないで済ませるのか』と不満を言われ、間に入って気まずい思いをした」(30代女性・公務員)
百貨店のギフトサロン担当者は次のように証言します。
「店頭で無地のしをご希望されるお客様の多くは『相手に気兼ねさせたくない』という誠意から選ばれています。しかし、年配の世代や伝統的な儀礼を重視する地域においては、『のし紙に名前を書くこと=自己紹介と敬意の表明』と捉える文化が根強く残っています。相手の年代や地域性を考慮せずに無地のしを選択すると、意図に反して『手抜き』『礼儀知らず』と受け取られるリスクが潜んでいます」