タイガー・ジェット・シン現在の姿!狂虎がカナダ大富豪&小学校名に
シンの名を日本全国に決定づけたのが、1973年11月5日の「新宿伊勢丹前襲撃事件」です。当時、新婚だったアントニオ猪木と倍賞美津子夫妻が伊勢丹で買い物を終えて出てきたところを、シンとその一派が白昼堂々急襲。猪木を路上で袋叩きにし、警察が出動する大騒動へと発展しました。
この事件は一般紙の社会面でも大々的に報じられ、「プロレスラーの凶行」として世間を震撼させました。しかし、この前代未聞のゲリラ襲撃こそ、新日本プロレスとタイガー・ジェット・シンという稀代の悪役を一躍トップスターへと押し上げる最大の起爆剤となったのです。
後に明かされた裏側によれば、この過激なアングルは猪木のプロモーターとしての嗅覚と、シンの「命がけでヒールを演じ切る」というプロフェッショナリズムが合致して実現したものでした。猪木を本気で怒らせ、ファンに「いつ猪木がシンに復讐するか」という強烈なストーリーを植え付けたことで、蔵前国技館や日本武道館の超満員神話が築かれました。2026年に猪木が亡くなった際、シンは深い哀悼の意を表し、昭和のマット界を共に切り拓いた戦友へ最大限の敬意を捧げています。