今さら聞けない衆議院と参議院の違い!混迷の国会を読み解く決定版
優越のルールが存在するなら「参議院は税金の無駄ではないか」という極論が定期的に噴出する。だが、それは二院制の真価を見誤った見解だ。
参議院は別名「再考の府」「良識の府」と呼ばれる。衆議院が政党の党利党略や一過性のブームに流されて強引に法案を通そうとした際、参議院がじっくりと時間をかけて問題点を炙り出す。条文の不備を指摘し、修正を迫る実務能力において、参議院の委員会審議は極めて重い役割を果たしている。政権与党が参議院で過半数を割り込む「ねじれ」状態が生じた場合、参議院は強大な拒否権を行使する政治の要衝へと変貌する。