【2026現地取材】戦艦「大和」の魂と古代史が交錯する聖地――奈良・大和神社にいま人が押し寄せる理由
歴史の時計針を2000年ほど巻き戻してみよう。『日本書紀』や『古事記』の記述によれば、大和神社に祀られる日本大国魂神(やまとおおくにたまのかみ)は、もともと宮中で天照大神と同床共殿で祀られていたとされる。
崇神天皇の時代、世の中に疫病が流行した際、二神の威光があまりに強大であったため、天照大神を伊勢の地(現在の伊勢神宮)へ、そして日本大国魂神をこの大和の地へと分けて祀ることになった。つまり社格としては伊勢神宮と同等、文字通り「日本国の魂」を背負う神社なのだ。このスケールの大きな起源を知ると、足元から込み上げるような歴史の重みに背筋が伸びる。