走撃の天才が語る舞台裏!元西武・金子侑司の現在と次なる挑戦
彼のキャリアにおける最大の転機の一つが、辻発彦監督の就任だった。辻監督のもとで緻密な走塁技術と戦術眼を深めた金子侑司は、チームの常勝気流に乗る形でその才能を完全に開花させる。2016年、そして2019年と二度にわたってパ・リーグ盗塁王のタイトルを獲得。数字以上のインパクトを敵陣に与え続けた。
単に速いだけではない。相手投手の配球の癖を見抜き、捕手の肩の強さと送球軌道を計算し尽くした上でのスタート。まさに「足で稼ぐアート」とも呼ぶべき研ぎ澄まされたプレーだった。埼玉西武ライオンズが誇る「山賊打線」の陰には、常に彼の電撃的な足による揺さぶりがあったのだ。