ナショナルトレセンU-13メンバー最新判明!選考基準と注目の逸材を徹底解説
ネット上の掲示板やSNSでは、毎年トレセン選考の時期になると「トレセンに選ばれなければプロへの道は閉ざされた」「ジュニアユースで落選したからもう厳しい」といった極端な悲観論が飛び交います。しかし、これは明確な誤解です。
ナショナルトレセン歴代プロ選手のキャリアを綿密に追跡すると、U-13段階でトレセンの枠外にいた選手が、後に日本代表の中心選手へと飛翔した実例には枚挙にいとまがありません。現代日本を代表するドリブラーの三笘薫(川崎フロンターレU-15時代は身体が小さく、決して絶対的な主力ではなかった)や、日本代表の主将を務めた遠藤航、さらには本田圭佑のようにジュニアユース時代にユース昇格すら逃した選手たちがその好例です。
なぜこのような逆転現象が起きるのか。そこにはスポーツ科学で広く知られる「相対年齢効果(Relative Age Effect: RAE)」が深く関わっています。
中学1年生(12〜13歳)は、早生まれ(1〜3月生まれ)と4〜5月生まれの間で、骨年齢や筋肉の発達に最大で2〜3年分の開きが存在します。U-13のトレセン選考では、意図せずとも「現時点で体が大きく、足が速い選手」が有利になりがちです。しかし、高校生年代(U-16〜U-18)を迎えると身体の成長差はほぼフラットになります。
早熟型の選手がフィジカルの優位性に頼ったプレーを続けて技術や戦術眼の向上を怠る一方、U-13段階で体格に恵まれずトレセンに落ちた晩熟型の選手は、身体の不利を埋めるために「卓越したボールコントロール」「相手の逆を取る認知力」「ポジショニングの妙」を必死に磨きます。その結果、成長期が追いついた高校・大学年代で一気に大逆転を果たす構造が生まれるのです。