ゴキブリが鳴く噂は本当?コオロギの鳴き声との見分け方と真相を徹底解説

ゴキブリが鳴く噂は本当?コオロギの鳴き声との見分け方と真相を徹底解説について徹底解説いたします。専門家の見解をご覧ください。

ネット上の掲示板等で頻繁に見受けられる「ゴキブリと目が合った瞬間に威嚇音を出された」という書き込みの多くは、ゴキブリの防衛反射行動に伴う物理音を誤解したものです。

ゴキブリは外敵に遭遇した際、即座に逃走を図るために脚の筋肉を急激に収縮させ、翅をわずかに持ち上げて空気抵抗を減らそうとします。このとき、硬化した前翅と後翅の基部が擦れ合ったり、周囲の壁紙や床材に強く爪が引っかかったりすることで「チッ」「ギッ」という極小の摩擦音が生じます。人間側がパニック状態にあると、この逃走時の物理的な軋み音を「威嚇の鳴き声」として記憶してしまうのです。

また、カマドウマをゴキブリと誤認するケースも後を絶ちません。カマドウマは湿気の多い洗面所や台所の床下から出現し、薄暗い場所では体色やサイズ感がクロゴキブリの幼虫〜成虫に酷似しています。しかし、カマドウマは翅自体が完全に退化しているため、一生を通じて音を立てて鳴くことは絶対にありません。無音で突然1メートル近く高く飛び跳ねる異様な姿が、ゴキブリ以上の恐怖体験として語り継がれる原因となっています。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。