鈴木エイトとは何者か?本名や経歴、命がけで暴いた政治と宗教の闇
ジャーナリストとしての原点は、2000年代初頭の東京・渋谷や新宿の街頭にあります。当時、駅前では旧統一教会の信徒が「手相の勉強をしている」「意識調査アンケートに答えてほしい」と身分を偽り、判断力の鈍った若者や孤独を抱える通行人を言葉巧みに勧誘(偽装勧誘)していました。
その実態を目の当たりにした鈴木氏は強い義憤を覚え、勧誘現場に自ら割って入って声をかけ、ターゲットにされた人々をその場で引き離す「救出活動」を個人的に開始します。街頭でビラを配り、信徒の付きまといを阻止する活動を重ねる中で、2009年にジャーナリストの藤倉善郎氏が立ち上げたニュースサイト『やや日刊カルト新聞』に参画。同紙の記者、さらには主筆として、現場主義の調査報道を本格化させました。
取材現場は常に危険と隣り合わせでした。教団の関連集会や大規模イベントに単身で潜入し、幹部や信徒から取り囲まれて恫喝を受けることや、撮影データを奪われそうになるトラブルは日常茶飯事でした。警察への通報や尾行・監視に怯むことなく、決定的な証拠写真を撮影し続ける姿勢が、後々の巨大なスクープ網へと結実していきます。