【2026現地ルポ】都市の騒騒しさを切り裂く緑の聖域——神戸市立森林植物園が拓く「ネイチャーリトリート」の最前線
秋の深まりとともに、園内の主役はアジサイから紅葉へとバトンが渡される。特に「長谷池」の周辺や、園内中央に伸びるメタセコイア並木が描くグラデーションは、関西随一の紅葉スポットとして名高い。「生きた化石」と称されるメタセコイアの針葉が、晩秋の日差しを受けて橙色から深い煉瓦色へと変化していく様は圧巻の一言だ。
2026年の今シーズン、園では環境負荷を極限まで抑えた最新のスマートソーラーLED照明による夜間ライトアップイベントがアップデートされた。暗闇の中に浮かび上がる幻想的なメタセコイアの影と、静まり返った池の水面に映る紅葉の倒影。夜の森特有の静寂と静けさが融合し、昼間とは全く異なる神秘的な世界を生み出している。