神無月とは何月?神様が留守にする驚きの由来と出雲大社の真実
ネット上のQ&AサイトやSNSでは、「神無月は神様がいないから神社に行っても意味がない」「この時期に結婚式や祈願をするのは縁起が悪いのか」といった不安の声が散見されますが、これらは完全な誤解です。
盲点1:地元には頼もしい「留守神(るすがみ)」が常駐している
すべての神様が出雲へ出払ってしまうわけではありません。出雲へ向かわず、留守中の家々や地域社会を守護する役目を担う神様が存在します。その筆頭が、七福神の一柱としても親しまれる恵比寿様(えびすさま)です。
恵比寿様は耳が遠いため出雲への招集が届かなかった、あるいは人々の暮らしを見守るためにあえて残ったなどの伝承があり、神無月には恵比寿様に感謝を捧げる「恵比寿講(えびすこう)」が全国各地の商家や農村で盛大に催されます。竈(かまど)を守る三宝荒神や道祖神なども地域に留まっており、決して町が無防備になるわけではありません。
盲点2:神無月の慶事・参拝はむしろ「吉」
出雲大社で神々が議論しているテーマの本質は「これからの良縁」です。男女の結びつきだけでなく、新たな事業のスタートや健康長寿の縁が結ばれている最中であるため、神無月に神社へ参拝したり、結婚式・地鎮祭などの慶事を執り行うことは極めて縁起が良いとされています。