二分脊椎のSharrard分類完全網羅!残存筋と歩行予後の見極め方

二分脊椎のSharrard分類完全網羅!残存筋と歩行予後の見極め方を詳しくリサーチ! 知っておきたい 重要ポイントを分かりやすく展開します。

Sharrard分類が臨床で重視される最大の理由は、「将来どの程度の歩行能力が期待できるか」「どの装具が必要になるか」を高い精度で予測できる点にあります。

リハビリテーションのゴール設定において最大の分岐点となるのが、L3〜L4レベル(大腿四頭筋の機能)の有無です。大腿四頭筋が効かないDivision II以下では、立位時に膝が屈曲して崩れ落ちる「膝折れ」が生じるため、骨盤帯付き股装具(HKAFO)や長下肢装具(KAFO)を用いた治療的・訓練的な立位・歩行が中心となります。

一方、大腿四頭筋が有効に働くDivision III以上になると、膝関節の支持性が確保され、長下肢装具(KAFO)や短下肢装具(AFO)、クラッチを用いた実用的な歩行の獲得が現実的になります。さらにL5レベル(Division IV)で前脛骨筋や中殿筋が働けば短下肢装具(AFO)での屋内〜屋外歩行が可能となり、S1レベル(Division V)に達すれば装具なし、あるいは足底挿板のみでの独歩自立を目指せます。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。