劇変する東京日本橋!首都高地下化の全貌と老舗&新名所ガイド2026
近代的なメガ再開発が進む一方で、日本橋の根底に流れるのは連綿と受け継がれてきた江戸・明治の気概です。その象徴とも言える存在が、1673年(延宝元年)創業の呉服店「越後屋」にルーツを持つ三越日本橋本店です。1904年に日本で初めて「デパートメントストア宣言」を発した同店は、本館が国の重要文化財に指定されており、中央ホールにそびえる壮麗な「天女(まごころ)像」や大理石に埋め込まれたアンモナイト化石など、館内全体がまるで生きた美術館のような威厳を放ちます。
そして、街の中央に架かる名橋「日本橋」の中央柱に鎮座するのが、勇壮な青銅製の日本橋麒麟像です。1911年(明治44年)の架橋時に彫刻家・渡辺長男によって制作されたこの像には、本来の中国神話の麒麟には存在しない「翼」が背中に刻まれています。この翼には、日本の道路の起点(道路元標)から「日本全国へ力強く羽ばたく」という近代日本の飛躍への願いが込められています。
名作小説や映像作品の舞台としても広く親しまれているこの麒麟像は、激変する2026年の日本橋においても、変わらぬ守護神として街の変遷を見守り続けています。