有名な人類進化図は大間違い?一本道ではない最新系統樹の全貌

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Q1:なぜ現在、他の人類種(猿人や原人)は生き残っていないのですか?
A1:約4万年〜3万年前までに、ホモ・サピエンス以外のすべての人類種は姿を消しました。理由としては、氷期から間氷期への激しい環境変動、小集団での孤立による近親交配の限界、そして高度な言語と道具を駆使して食料資源を独占したホモ・サピエンスとの生存競争に敗れたことなどが挙げられます。ただし、DNAの一部は現生人類の中に吸収されて生き残っています。

Q2:動物園のチンパンジーは、何百万年か経てばヒトへ進化しますか?
A2:絶対にヒトへ進化することはありません。チンパンジーは「ヒトの祖先」ではなく、「約700万年前に共通の祖先から別の方向へ分かれた兄弟」です。チンパンジーは密林の樹上生活に特化する形で独自の進化を遂げた完成形であり、ヒトを目指して進化の途上にいるわけではありません。

Q3:ホモ・サピエンスである人類は、今でも進化しているのですか?
A3:現在進行形で進化を続けています。大人になっても牛乳を分解できる「乳糖耐性」の獲得(過去数千年で普及)や、高地での低酸素環境への適応、マラリアなどの感染症に対する抵抗力遺伝子の変化など、環境や食文化の変化に伴い、現在も人類の遺伝子プールは変化し続けています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。