【2026最新】函館競馬場はなぜ人気?難解な洋芝の秘密と指定席予約を徹底攻略
函館競馬場が他の競馬場と決定的に異なる最大の要素は、その成り立ちと類まれなるロケーションにあります。開設は明治時代初期の1896年(明治29年)にまで遡り、現在JRA(日本中央競馬会)が運営する競馬場の中では日本最古の歴史を有します。文明開化とともに馬文化が花開いた函館の街において、この競馬場は港町のリゾート文化と密接に結びつきながら独自の発展を遂げてきました。
訪れた者をまず息をのませるのが、2010年に全面改築されたスタンドの開放感です。スタンド上層階のテラスや指定席エリアに立つと、目の前には鮮やかなグリーンの芝コースが広がり、その向こうには青く輝く津軽海峡と下北半島、さらには函館山まで見渡すことができます。全国10カ所のJRA競馬場において、スタンドから本物の「海が見える競馬場」は函館ただ一つしか存在しません。初夏の澄み渡る青空の下、潮の香りを乗せた冷涼な風を感じながらサラブレッドの疾走を見届ける体験は、まさに格別の贅沢といえます。
さらに函館競馬場を語る上で欠かせないのが、全国でも極めて珍しい競走馬専用の温泉施設の存在です。隣接する名湯・湯の川温泉の豊富な源泉を活用し、トレセンから長距離輸送されてきた馬やレース後の競走馬が湯船に浸かって疲労回復を図る様子は、函館の夏の風物詩としてテレビやニュースでも度々紹介されます。「馬にとっても極上のリゾートである」という環境が、質の高い出走馬を集める好循環を生み出しているのです。