目の充血・ゴロゴロは失明の危険も?カラコントラブルの真相と正しい対処法

目の充血・ゴロゴロは失明の危険も?カラコントラブルの真相と正しい対処法について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。

「痛みがないからまだ大丈夫」という認識は、眼科学的に極めて危険な誤解です。角膜には無数の知覚神経が走っていますが、慢性的な低酸素状態に晒され続けると、神経そのものが麻痺して痛みを感じにくくなる「角膜知覚低下」を引き起こします。そのため、本人が「少し充血しているだけ」と思っている間に、眼科医が顕微鏡で覗くと角膜表面がボロボロに剥離していたという実例が多発しています。

日本眼科医会や消費者庁の公表データを含むカラコントラブルの実態ニュースを紐解くと、救急外来を訪れる患者の約7割が10代〜20代の若年層であり、その多くが「ネット通販で購入した詳細不明の激安レンズ」や「使用期限を大幅に超えた長期装用」を行っていたことが判明しています。

SNSやネット掲示板(知恵袋・Xなど)のリアルな投稿を調査・分析すると、患者たちの痛切な声が浮かび上がってきます。

「朝起きたら白目が真っ赤で、涙が止まらず目を開けられなくなった。救急病院に行ったら角膜が溶けかけていると言われ、1か月間絶対安静で大学も休学した」(21歳・大学生・手記より要約)
「マンスリー用のカラコンをケチって2か月使っていたら、ある日突然激痛が走り、視界がすりガラス越しのように白くぼやけた。治療後も視力が0.1以下まで落ちてしまい、元の視力には戻らないと宣告された」(24歳・会社員・SNS投稿より)

さらに深刻なのが、カラコンによる酸素不足が招く目の後遺症です。角膜の最も内側に位置する「角膜内皮細胞」は、角膜の透明性を保つための排水ポンプの役割を担っています。この細胞は一度死滅すると二度と再生せず、生まれた時に約3,000個/mm²あったものが、慢性的な酸欠によって急速に減少していきます。内皮細胞数が一定基準(約1,000個/mm²以下)を割り込むと、将来白内障などの手術を受けられなくなるだけでなく、水疱性角膜症を発症して角膜移植しか治療の術がなくなります。自覚症状がないまま、未来の視機能が確実に削り取られているのです。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。