花子くんとつかさの双子に隠された生前の罪と狂気!衝撃の真相
生前の名は柚木普(ゆぎ あまね)と柚木つかさ。1969年、昭和の時代に生きていた双子の兄弟である。物語の根底に横たわる最大の謎は、兄である普の手によって、なぜ弟のつかさが命を奪われなければならなかったのかという点に尽きる。
生前の普の身体には、日常的に痛々しい傷や包帯が絶えなかった。担任教師であった土籠すらその原因を突き止めることはできず、普自身も口を閉ざし続けた。一方で、つかさは兄に対して異様なまでの執着と無邪気な愛情を向けていた。加害と被害、愛着と恐怖。二人の間に横たわっていた感情のベクトルは、あまりにも歪で、複雑に絡み合っていた。
原作の「赤い家」編で明かされた幼少期の出来事は、この悲劇に決定的な輪郭を与えた。病弱で短命を宣告されていた普を救うため、つかさが自らを代償として“人ならざるモノ”に差し出したという衝撃の事実。普が殺害したのは、すでに本来の弟ではなく、異形の存在に変質してしまったつかさだったのか。それとも、すべてを理解した上での絶望の選択だったのか。普が生涯背負い、死してなお「七不思議七番目・花子くん」としてトイレに縛られ続ける理由が、ここにある。