公明党と創価学会の政教分離タブー:憲法解釈と連立政権の深層
歴史を遡れば、1970年に創価学会の池田大作会長(当時)が表明した「政教分離宣言」が大きな転換点だった。言論出版妨害事件を契機に学会と公明党は組織的な分離を宣言し、党役員と学会役員の兼任廃止や活動拠点の分離が進められた。これによって制度上の独立性がアピールされた経緯がある。
創価学会の最高実力者であった池田大作名誉会長が逝去したことを受け、両者の関係性は新たな局面へと突入している。カリスマ的指導者が不在となった今、組織内での意思決定や党への支持動員がどのように再定義されるのかは大きな焦点だ。熱狂的な支持を寄せてきた創業者世代から次世代への交代が進む中、党と支持母体の距離感にはかつてない変化が生じ始めている。