霧の港町・釧路で本当に旨い店を追う!名物から隠れ家まで全解剖
釧路の夜を語る上で、炭火の魔術「炉端焼き」を外すわけにはいかない。発祥の地とされるこの街では、中央にしつらえられた巨大な炭床で、焼き手がじっくりと魚介を炙り出す。遠赤外線で余分な脂を落とし、旨味だけをぎゅっと閉じ込めたキンキ(メンメ)の開きは、箸を入れた瞬間に皮がパリッと音を立て、純白の身からジュワリと上品な脂が溢れ出す。
ウォーターフロントに位置する釧路フィッシャーマンズワーフMOOの周辺にも、潮風を感じながら杯を傾けられるスポットが点在する。煙に燻されながら地酒を煽るひとときは、極寒の北海で命を張る漁師たちの体を芯から温めてきた歴史の追体験でもある。