槇原敬之『どんなときも。』歌詞の意味と誕生秘話|時代を超える応援歌の真実
音楽理論の観点からも、『どんなときも。』にはヒット曲としての緻密な計算と天性のメロディセンスが光っています。楽曲の根底を支えているのは、クラシックの名曲にも通じる「カノン進行」をベースにしたコードワークです。日本人の琴線に触れやすいコード進行が、聴く者に心地よい高揚感と安心感を与えます。
ギターの弾き語りやピアノアレンジでも親しまれている理由は、親しみやすいコードの流れの中に、フックとなるテンションコードが絶妙に配置されている点にあります。シンプルでありながら平坦にならず、サビに向かって感情が自然と昂るように設計されています。
さらに、跳躍するようなサビのメロディ展開と、歯切れの良いリズムに乗せた歌詞の音ハメは圧巻です。日本語の美しさを損なうことなく、洋楽的なポップスのビート感と見事に調和させた作編曲の手腕は、槇原敬之さんの真骨頂といえます。