北斎の八方睨み鳳凰図と一茶の池!長野・岩松院の秘話を徹底解剖

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岩松院の歴史をさらに深く突き動かしているのが、安土桃山から江戸初期にかけて風雲を巻き起こした武将、福島正則の存在だ。賤ヶ岳の七本槍の一人として名を馳せ、広島藩49万8000石の大名へと上り詰めた正則だが、幕府の幕閣改修に際し、台風被害を受けた広島城を無断補修したという理由で改易の憂き目に遭う。

配流先として宛てがわれたのが、ここ高井郡(現在の小布施町周辺)と信濃国川中島などの4万5000石であった。晩年、この地で隠棲生活を送った正則は、領民の復興や治水事業に力を注ぎ、寛永元年(1624年)にこの世を去った。岩松院には正則の廟所が置かれ、五輪塔が静かに鎮座している。豪放磊落と評された武将が最後にたどり着いた静寂の地。その墓所に佇むと、波乱に満ちた歴史の哀愁が胸に迫る。

阿部 裕樹

阿部 裕樹

エンタメ専門ジャーナリスト

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。