「元本割れなし」の裏側|明治安田生命じぶんの積立の評判と落とし穴
「じぶんの積立」の真価は、カタログ上の返戻率103%ではなく、「一般生命保険料控除」を活用した税金の還付効果にあります。給与所得者が年末調整や確定申告を行うことで、支払った保険料に応じて所得税と住民税の課税所得が減額されます。
例えば、会社員が月額5,000円(年間6万円・1口)を積み立てた場合の新制度における控除額は以下の通り計算されます。
- 所得税の控除額:年間支払保険料が40,001円〜80,000円の場合、計算式(支払保険料×1/2+20,000円)に基づき35,000円が所得から控除。
- 住民税の控除額:年間支払保険料が32,001円〜56,000円の区分で上限適応となり、28,000円が住民税所得から控除。
所得税率が10%(年収およそ400万〜600万円前後の標準的な会社員層)の場合、復興特別所得税を加味した所得税の還付額は約3,570円、住民税の軽減額(税率一律10%)は2,800円となり、年間合計で約6,370円の税負担軽減が実現します。
年間6万円の拠出に対して毎年約6,370円が手元に戻る計算となり、この節税効果だけでも実質利回り約10.6%に相当します。5年間の払込期間中に得られる節税累計額は約31,850円に達し、10年満期時の利息分(9,000円)と合わせると、元本30万円に対して約4万円強のリターンを生み出す計算です。すでに生命保険料控除枠を他の個人年金や医療保険で使い切っていない人にとって、これほどリスクなく高利回りを享受できる金融ツールは他に類を見ません。