高濃度乳腺は見た目や胸の大きさでわかる?触感の噂と検診の真実
乳腺の密度にまつわる大きな落とし穴が、痛みや張りなどの身体的サインが一切現れない点です。高濃度乳腺に自覚症状がない理由は、乳腺組織の比率が高いこと自体は病気や炎症ではなく、あくまで生まれ持った「体質・組織構成の個人差」に過ぎないためです。
現在の乳がん検診では、マンモグラフィ(X線撮影)の画像をもとに乳房構成の4分類判定が行われています。乳腺と脂肪の比率によって、以下の4段階に分類されます。
・脂肪性:乳房のほとんどが脂肪で、乳腺が10%未満
・乳腺散在:乳腺が部分的に散らばっており、乳腺が10〜50%程度
・不均一高濃度:乳腺が広範囲に広がり、乳腺が50〜80%程度
・極めて高濃度:乳房の大部分が乳腺で占められ、乳腺が80%以上
このうち「不均一高濃度」と「極めて高濃度」の2つが、いわゆる高濃度乳腺(デンスブレスト)に該当します。検診結果にこれらの記載があったとしても、異常や病変を意味するものではなく、あくまで「乳房のタイプ」を示しているに過ぎません。