キーボード日本語配列と英語配列の違い|後悔ゼロの選び方徹底解説

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キーボードの極致を追求するプログラマーや文筆家から絶大な支持を集めるPFUの「Happy Hacking Keyboard(HHKB)」。このモデルにおけるHHKB英語配列と日本語配列の比較は、配列選びの本質を浮き彫りにする格好の題材だ。

東京大学名誉教授・和田英一氏の「アメリカの西部開拓時代、カウボーイは馬が死んでも馬の鞍は持ち帰った。パソコンは消耗品だが、キーボードは一生使えるインタフェースでなければならない」という哲学のもとで生み出されたHHKBのUS配列には、独立した独立矢印キー(カーソルキー)が存在しない。矢印操作を行うには、「Fn」キーを押しながら特定のアルファベット(「[」「;」「'」「/」など)を同時打鍵する仕様となっている。

徹底してホームポジションから指を動かさない設計思想は、慣れきったエキスパートにとっては神速の入力を実現する。しかし、Excelなどでセル間を矢印キーで縦横無尽に移動する事務処理や、文章の推敲でカーソルを多用するユーザーにとっては、この「Fnキー併用」が最大の障壁となる。そのため、日本市場向けに後から投入されたHHKBのJIS配列モデルには、右下に独立した矢印キーが意図的にねじ込まれている。究極のミニマリズムを貫くか、日々の操作の利便性を残すか――この思想の分岐点こそ、配列選びの縮図と言える。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。