米軍中枢を射程に収めた悪夢:北朝鮮「新型中距離弾」が突きつけるグアム標的の現実と日本防空の限界

米軍中枢を射程に収めた悪夢:北朝鮮「新型中距離弾」が突きつけるグアム標的の現実と日本防空の限界に関する深掘り解説を丁寧に解説いたします。

軍事アナリストたちが最も恐れているのは、ハードウェアの性能差ではない。抑止力という名の「心理戦」の破綻だ。

冷戦時代、欧州が抱いた悪名高い恐怖がある。「アメリカはパリを守るためにニューヨークを犠牲にできるのか」。いま、東アジアで全く同じ問いが再現されている。

北朝鮮はすでに、米本土全域を射程に収める超大型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星17」や「火星18」、さらには新型の「火星19」を保有しているとされる。もし北朝鮮がグアムの米軍基地を中距離ミサイルで攻撃した際、米国が平壌へ報復核攻撃を行えば、北朝鮮はワシントンやロサンゼルスへ向けてICBMを発射する引き金を引くだろう。

その報復の連鎖を前にして、米大統領は果たして即座に核のボタンを押せるのか。この「核のデカップリング(切り離し)」こそが、平壌が莫大な軍事費を注ぎ込んでグアム照準ミサイルを磨き上げる最大の政治的理由である。同盟の絆にわずかでも隙間風が吹けば、東アジアの軍事バランスは一夜にして崩壊する。

森 瞳

森 瞳

ヘルス&ウェルネスアドバイザー

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