包む手間は過去の遺物?2026年、日本の食卓を席巻する「包まない小籠包」大ブームの裏側
日本の家庭における調理の価値観は、ここ数年で劇的に変化した。かつての手間暇をかける美徳から、いかに効率よく美味しいものを作るかという「タイムパフォーマンス(タイパ)」重視の時代へ。その象徴とも言えるのが、この「包まない」調理法だ。
餃子や小籠包は、日本の食卓で常に高い人気を誇るメニューだが、唯一の欠点が「包む」という作業だった。指先を濡らし、ひだを寄せ、破れないように包む。この一連の作業が、疲れた平日の夜にはあまりにも高いハードルとなっていたのだ。その面倒なプロセスを完全に排除したことで、小籠包は「週末のごちそう」から「平日のクイックメニュー」へとその地位を変えた。