バルサ対ジローナ波乱の真相!名門を揺るがすダービーの構造欠陥
この大一番で発表されたバルサvsジローナスタメンは、両指揮官の思想が色濃く反映された布陣となりました。バルセロナは前線にラミン・ヤマル、ロベルト・レヴァンドフスキ、ハフィーニャを並べ、中盤にはペドリやダニ・オルモを配置。最後方からのビルドアップと前線からの即時奪回を狙う超攻撃的ラインナップを採用しました。一方のジローナは、強固なセンターラインと走力を兼ね備えたアタッカー陣を配し、ピッチの横幅を広く使った流動的なポジショニングで迎撃態勢を整えました。
試合開始直後から、戦術の噛み合わせにおいて顕著なズレが生じます。バルサはディフェンスラインをセンターサークル付近まで押し上げる極端なハイラインを敷き、相手を自陣深くに押し込もうと試みました。しかし、ジローナはあらかじめこの迎撃網を織り込み済みでした。GKを組み込んだ数的優位の形成からバルサの中盤を吊り出し、ボランチ脇のスペースに3人目の選手が飛び込む連動を徹底。これにより、バルサのセンターバック陣は常に広大な自陣スペースを背走しながらの対応を強いられることになりました。
カタルーニャダービー見どころとして注目されていたサイドの攻防でも明暗が分かれました。バルサの右サイドが仕掛ける鋭い突破に対して、ジローナは2枚のブロックで確実に外側へ誘導し、中央への決定的な侵入をシャットアウト。逆にボールを奪うや否や、バルサの攻撃的サイドバックが空けた裏のスペースへロングダイアゴナルパスを供給し、一瞬で局面を打開しました。指揮官が描いた青写真の実行力において、ジローナが一枚上手だったことは明白でした。