意識不明の重体とはどんな状態?重傷との違いや助かる確率を徹底解説
救急搬送の現場やICUにおいて、医師や看護師は「意識不明」の深さを客観的な指標で測定します。日本国内で広く用いられているのがJCS(ジャパン・コーマ・スケール)、国際標準として多用されるのがGCS(グラスゴー・コーマ・スケール)です。
JCSは「3-3-9度方式」と呼ばれ、刺激がなくても覚醒している「1桁(I)」、刺激があれば覚醒する「2桁(II)」、刺激しても覚醒しない「3桁(III)」に大別されます。ニュースで意識不明の重体と報じられる患者の多くは「JCS 100(払いのける動作のみ)」〜「JCS 300(痛覚刺激に全く反応しない)」の最重症レベルに位置します。
GCSでは「開眼(E)」「言語反応(V)」「運動反応(M)」の3項目を合計点(3点〜15点)で評価します。正常値は15点満点ですが、GCS 8点以下は「重症昏睡」と定義され、自力での気道確保が困難なため緊急挿管の絶対的適応と判断されます。