さかなクンのサックスはなぜプロ級?水槽の勘違いからスカパラ共演の真相

さかなクンのサックスはなぜプロ級?水槽の勘違いからスカパラ共演の真相について押さえておきたい 事実を分かりやすく解説いたします。

テレビ番組の企画で少し練習した程度では、決してあのような図太く芯のあるバリトンサックスの音色は出せません。さかなクンのサックス演奏がプロ級と評される背景には、明確な3つの理由が存在します。

第一に、30年以上にわたる継続的な音楽歴です。中学・高校時代を通して吹奏楽に打ち込み、大人になって魚類学者やタレントとして多忙を極めるようになってからも、自宅で欠かさずサックスやクラリネットを吹き続けてきました。多忙なスケジュールの合間を縫って日常的に息を吹き込み続けてきた基礎の積み重ねがあります。

第二に、バスクラリネット出身者特有の確固たるアンブシュア(口の形)と呼吸法です。中学時代に最初に手にしたバスクラリネットは、木管楽器の中でも特に繊細なリードコントロールと大量の息のスピードが求められます。この難関楽器で低音域の基礎を徹底的に叩き込まれたため、同じシングルリード楽器であるバリトンサックスに持ち替えた際も、最初からブレのない図太い低音を響かせることが可能でした。

第三に、類まれなる「没頭力」と表現へのこだわりです。魚の生態を細部まで観察して精緻なイラストを描き上げるのと同様、さかなクンは楽譜の構造や音色のニュアンスを徹底的に研究します。スカパラの楽曲特有の跳ねるような裏打ちのリズム(スカビート)を身体に染み込ませ、全身でスウィングしながら音を前に飛ばすグルーヴ感は、プロ奏者からも「管楽器に対する愛情とエネルギーが音にそのまま表れている」と絶賛されています。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。