木嶋佳苗死刑囚の現在|異例の獄中生活と手記が暴く衝撃の真相
木嶋佳苗という存在は、単なる事件の容疑者を超えて、フィクションやエンターテインメントの題材としても消費されてきた。
彼女をモデルにしたとされるNHKドラマ『聖女』をはじめ、数々の映像作品や小説が生み出された。視聴者は、従来の容姿や年齢のステレオタイプを軽々と覆し、欲望のままに男たちを操った「悪女」の像に息をのんだ。実在の事件をエンターテインメントとして描く「トゥルー・クライム」というジャンルが日本で定着する過程で、彼女の事件は常に中心的な参照点であり続けたのだ。人間心理の暗部を抉り出すテーマ性が、観客を引きつけて離さない。