ランドールとは?心優しい青年が悪役に堕ちた真相とその後を徹底追究
『モンスターズ・インク』本編では卑劣極まりない悪党として描かれたランドールですが、大学時代を描いた前日譚『モンスターズ・ユニバーシティ(MU)』を観たファンの多くが衝撃を受けることになります。当時の彼は「ランディ」の愛称で呼ばれ、大きな赤ぶちメガネをかけた内気で心優しい青年だったからです。
入学当初のランディは、主人公のマイク・ワゾウスキと寮のルームメイトとして意気投合。「怖がらせ屋」になる夢を語り合い、自作のカップケーキをマイクに振る舞うなど、現在の姿からは想像もつかないほど純朴で社交的な性格でした。自身の擬態能力についても「体が勝手に消えてしまって恥ずかしい」とコンプレックスを抱いていたほどです。
そんな彼が冷酷なヴィランへ豹変した決定的な理由は、大学内のヒエラルキーと「怖がらせ大会」での公開処刑とも言える大失態にありました。
名門エリートクラブ「ロアー・オメガ・ロアー(ROR)」にスカウトされ、調子に乗ってメガネを外したランディは、クラブの仲間たちから「その擬態能力こそ武器だ」と煽られます。しかし大会のクライマックスで、名門一族のサラブレッドであるサリーの圧倒的な咆哮に圧倒され、恐怖のあまり擬態をコントロールできず、ピンク地にハート柄の情けない姿を全校生徒の前に晒して大爆笑を浴びてしまったのです。
この瞬間、彼の心の中で「自分のプライドをズタズタにしたサリーへの憎悪」と「弱者を踏みにじる強者への執着」が完全に結びつき、冷酷なエリート主義者へと堕ちていくことになりました。