田村三兄弟の家系図と現在|実は4人兄弟の真相と名優たちの軌跡
田村三兄弟のルーツを語る上で欠かせないのが、大正から昭和初期の日本映画界に君臨した伝説の剣戟スター・阪東妻三郎(本名:田村傳吉)の存在です。「バンツマ」の愛称で親しまれた父は、豪快な殺陣と繊細な心理描写で日本中を熱狂させました。
1953年、阪東妻三郎が51歳の若さで急逝した際、遺された家族は大きな転機を迎えます。一家を支えた母・田村静子さんと子どもたちは、京都・嵯峨野の大邸宅で育ちながらも、大黒柱を失った喪失感と向き合わねばなりませんでした。当時すでに大学を卒業し会社員として働いていた長男・田村高廣が、父の遺志と家族を養う責任を背負って映画界へ転身したことが、名門俳優一家の新たな幕開けとなったのです。