マクドナルド不祥事年表と失墜の真相|期限切れ肉から奇跡のV字回復へ

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一連の不祥事がピークに達した2015年当時、消費者の「マック離れ」はどれほど深刻だったのでしょうか。ネット上のコミュニティ(5ちゃんねる、知恵袋、当時のTwitter)や当時の街頭インタビューの声を検証すると、単なる感情的反発を超えた深い失望が窺えます。

子育て世代の母親が集まるコミュニティスペースでは、「子どもにハッピーセットを買うのが母親として後ろめたい」「家族で出かけてもマックの看板を避けるようになった」という声が支配的でした。ファミリー層の信頼を失った影響は凄まじく、休日の昼時であってもドライブスルーには車が一台も並ばず、店内の客席は閑古鳥が鳴く異様な光景が日本全国で見られました。

ネットの反応において特に顕著だったのは、「裏切られた」という失望の深さです。かつて日本マクドナルドは「最高水準の衛生管理と徹底したマニュアルを持つ世界一クリーンなファストフード」として、日本の外食産業における安心安全の象徴とみなされていました。その象徴が足元から崩れ去ったからこそ、利用者の反動は激烈なものとなったのです。

客足が遠のいた結果、都心の旗艦店をはじめとする全国の店舗で売上が前年比30〜40%も消し飛びました。赤字店舗の整理を余儀なくされ、2015年には全国で約130の不採算店舗が一斉閉鎖に追い込まれるなど、現場の従業員にとってもかつてない暗黒時代が続きました。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。