児相崩壊の危機?児童相談所の人手不足が止まらない真因と限界の現場
「募集をかけても応募が来ない」「採用しても3年以内に半数が辞めていく」――現場の管理職が口を揃える児童福祉司不足の理由は、その極端な業務密度の高さと心理的プレッシャーにあります。
児童福祉司の労働環境は、一般的な公務員のイメージとはかけ離れています。24時間365日いつ鳴るかわからない緊急呼び出し、一時保護に抵抗する保護者からの罵声や脅迫、ときには刃物を突きつけられるような身の危険に晒される場面もあります。さらに、介入型の支援でありながら、保護者との関係構築も求められるという高度な対人スキルが必要です。
激務を終えて夜間に帰所した後も、詳細な経過記録や警察・学校・病院等への報告書作成といった膨大な事務作業が待っています。サービス残業や休日出勤が常態化し、プライベートを完全に犠牲にせざるを得ない労働環境が、若手や中堅職員の退職を加速させています。