令和8年にまさかの世界大バズ?「まりもっこり」20年目の覚醒とZ世代を翻弄する平成レトロの正体
「最初はTikTokで海外のダンサーが持ってるのを見て『何これ!?』ってなったんです」。原宿の街角で取材に応じた20代の大学生は、胸元につけた緑色のぬいぐるみを愛おしそうになでながら語る。完璧に計算された可愛いキャラクターがあふれる現代において、どこか抜け目があり、あからさまにふざけた造形は、一周回って「エッジの効いたファッションアイテム」として消費されている。
平成期のカルチャーが「平成レトロ」として定着して久しいが、いま再注目されているのは洗練されたデザインではない。当時の熱気と悪ノリが生み出した混沌としたエネルギーだ。過度にポリコレやルッキズムに配慮した無難なデザインが溢れる現代だからこそ、あの開き直ったような下心と脱力感の同居が、若者にとっての「リアルな反骨精神」として映るのだから面白い。