今、札幌で花火の音がする——その正体と2026年花火大会完全ガイド
「今夜の花火はどこ?」を解決するための最短ルートは、あらかじめ開催スケジュールを頭に入れておくことだ。以下に2026年の主要なイベントをまとめる。
道新・UHB花火大会(豊平川)
2026年7月31日(金)、豊平川の南大橋から幌平橋間を会場に、スターマインや打ち上げ花火など約4,000発が打ち上げられる。荒天時は順延の予定。豊平川沿いという立地は市内中心部に近く、中央区・豊平区・南区の広い範囲で音と光が届く。毎年多くの市民が河川敷に集まる、いわば「夏の約束」のような花火大会だ。
真駒内花火大会(真駒内セキスイハイムスタジアム)
札幌市南区にある真駒内セキスイハイムスタジアムで開催されるこの花火大会は、約22,000発の花火と音楽・照明・炎が一体となったエンターテインメントショーが繰り広げられる。規模だけでなく、演出のクオリティが際立つ。
短時間で連続して花火が上がるスターマインなど多彩な花火が、音楽や照明、炎をミックスした演出とともに打ち上げられる。打ち上げを担当するのは世界の音楽花火コンクールで活躍する「日本橋丸玉屋」と、全国花火競技会で内閣総理大臣賞を何度も受賞している「紅屋青木煙火店」。南区で響く重低音が、風向きによっては中央区や西区まで届くことがある。
ばんけい夏まつり大花火大会
2025年8月2日(土)、第16回ばんけい夏まつり大花火大会が行われる。BMF(ばんけいミュージックフェスティバル)と同時開催で、お祭りのクライマックスには打ち上げエリアを拡大して約10,000発の花火が夜空を彩る。ばんけいスキー場という山あいの会場で打ち上げられるため、谷に音が反響し、西区・手稲区方面で特に音が大きく聞こえやすい。
北海道芸術花火(モエレ沼公園)
2026年9月5日(土)の開催が決定。国内最高峰の花火師たちの芸術玉を中心に構成され、音楽のリズムや曲調にシンクロするよう綿密にプログラムされた音楽花火。
「北海道から世界へ」をテーマに、モエレ沼公園の地形・音楽・花火すべてがシンクロするノンストップの芸術花火プログラムは、この大会でしか見ることができない。東区という立地から、北区や白石区でも音が聞こえやすい。9月の冷えた夜空に響く花火の音は、夏とはまた違う鋭さを持つ。
たきの花火(国営滝野すずらん丘陵公園)
自然と花火が織りなす特別な空間で、約3,000発の花火が打ち上げられる。札幌市郊外の滝野すずらん丘陵公園を会場に、渓谷に響き渡る花火の音と木々に反射する光は、幻想的な雰囲気を醸し出す。
音楽に合わせて花火を打ち上げるが、滞空時間や残存光まで計算に入れ、30分の1秒単位でコンピューター制御するというから驚きだ。市街地からは遠いため、「今日の花火の音はたきの花火だった」と気づく市民は少ない。ただし南区南部では音が届くことがある。