コーヒーと紅茶カップの違いとは?浅い理由と見分け方をプロが徹底検証

コーヒーと紅茶カップの違いとは?浅い理由と見分け方をプロが徹底検証の基礎知識と応用に迫る! 専門的な視点でご紹介しています。

高級ホテルやアフタヌーンティー、あるいは格式ある喫茶店で「目の前のカップがコーヒー用なのか紅茶用なのか」を一瞬で見極める基準は、「開口部の広さ」と「ハンドルの穴のサイズ」にあります。

口径がカップの高さに対して明らかに広く、平たく広がっていれば紅茶用、高さと口径の比率が1対1に近く筒型であればコーヒー用です。しかし、最もプロが注視するのは持ち手(ハンドル)の設計です。

英国式の伝統に根ざしたティーカップの持ち手マナーでは、ハンドルの穴に指を通しません。親指と人差し指、中指の腹を使ってハンドルをつまむようにして持ち上げるのが正式な所作です。このため、伝統的な紅茶カップのハンドルは指が入らないほど極端に小さく設計されています。指を通してしまうと重心が崩れ、薄く繊細な器を落としたり指を火傷したりする危険があるため、あえて「通せないサイズ」に仕上げられているのです。

一方、コーヒーカップのハンドルは、ある程度の重量がある液量と厚手の器を安定して支えるため、人差し指をしっかり1本差し込み、親指をハンドルの頂点に添えて中指で下から支える持ち方が前提です。知らず知らずのうちにティーカップの取っ手に指を無理やりねじ込もうとすると、マナー違反に見えるだけでなく器を破損させるリスクを伴います。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。