「海外では〜」と語る出羽守はなぜ嫌われる?心理と撃退法を徹底解剖

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「出羽守(ではのかみ)」という言葉は、本来は日本の律令制における地方行政官「国司」の官名の一つです。現在の山形県と秋田県の一部にあたる「出羽国(でわのくに)」を治める長官を指す由緒ある歴史用語でした。 これが現代のネットスラングへと転じたきっかけは、2000年代初頭の匿名掲示板「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」や個人ブログ圏における言葉遊びです。「海外では」「欧米では」「北欧では」と、何事につけても「〜では」を連発して日本を批判する論者の口癖を、歴史上の官職名である「出羽守」に掛けた駄洒落が元ネタとなっています。 その後、2010年代にかけてTwitter(現X)をはじめとするSNSが爆発的に普及したことで、この言葉は瞬く間に一般化しました。特に、現地の一面的な情報だけを根拠に上から目線で説教を垂れるアカウントがたびたび炎上を引き起こしたことで、「欧米出羽守」といった派生語とともに、独善的な海外比較論者を皮肉る定番のラベルとして定着していった経緯があります。

中村 さくら

中村 さくら

マネー&キャリアエディター

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。