岸井ゆきの体当たり演技の真実!愛がなんだから最新作までの覚悟
肉体を使った表現の極致は、言葉を極限まで削ぎ落としたヒューマンドラマ『ケイコ 目を澄ませて』で頂点に達した。日本アカデミー賞協会をはじめ、数多の映画賞を総なめにしたこの作品で、彼女は聴覚障害を持つプロボクサー役を好演。長期間にわたる過酷なトレーニングで絞り込んだ筋肉と無駄のない身体構造は、まさに肉体そのものを雄弁な言語へと変貌させた。
性的な露出とは異なるベクトルでありながら、自らの肉体を極限まで追い込み、剥き出しの生命力を映画に刻みつける覚悟――それこそが彼女の「体当たり演技」の本質であることを証明した一作である。