国公立薬学部で入りやすい大学は?共通テストのボーダーと穴場の真実
「偏差値50台前半から地方公立薬学部に逆転合格した」という学生の手記や、大手予備校の進学アドバイザーへの取材から、合格者に共通する決定的なパターンが浮き彫りになりました。
地方公立薬学部に現役合格したAさん(2026年度入試・山口東京理科大)は、当時の葛藤について次のように証言しています。
「高校の担任からは『数IIIの記述力が足りないから国公立は諦めて私立にしろ』と言われました。しかし私立の学費を親に払わせるわけにはいかなかった。そこで2次試験で数IIIが課されない公立大学に絞り込み、共通テスト対策と2次試験の化学記述だけに全エネルギーを集中させました。配点の歪みを突いたことが勝因でした」
また、予備校のベテラン進路指導チーフは「2026年最新入試傾向において最も有効なのは、一般選抜だけに固執せず国公立薬学部推薦入試を視野に入れることだ」と指摘します。
地方の国公立薬学部では、地元定着を促す「地域枠推薦」や「学校推薦型選抜」の定員枠を拡大しています。これらの入試方式では、共通テストの基準点が65%〜68%前後に設定されていることも多く、評定平均をしっかり確保してきた現役生にとっては、一般選抜以上のビッグチャンスとなっています。