相撲の懸賞金の仕組みと最新事情|力士の手取りはいくら?分配率と確定申告まで徹底解説
SNSや掲示板では、懸賞金の金額や分配について様々な声が飛び交う。「懸賞50本も付いたら一晩で300万か、相撲取りはやっぱり儲かるな」という単純な書き込みから、「いや、実際は半分以上引かれるらしいぞ」という指摘まで、認識の差は大きい。特にX(旧Twitter)では、人気力士の取組に懸賞幕がひしめく映像が流れるたびに「これ全部あの力士のもの?」「スポンサーはいくら払ってるの?」といった疑問が繰り返し投稿される。
相撲担当記者の間では、懸賞金の多さが力士の心理に与える影響も指摘されている。かつて横綱を張ったある力士は自著で「懸賞の多い取組は、勝った瞬間の喜びより、負けた時の悔しさが倍になる」と綴っている。懸賞が50本付く取組とは、それだけ注目され、期待されている証拠でもある。その重圧は、昇進がかかった一番や、優勝争いの大一番でより顕著になる。
一方、後援会関係者からは「懸賞金は力士の大きな収入源だが、親方や部屋への“上納”もあるため、実際の可処分所得はさらに少ない」との声も聞かれる。各部屋の内情によって異なるため一概には言えないが、若手力士の場合は懸賞金の多くを部屋の運営費や付け人の育成費に回すケースもあるという。相撲部屋の封建的な構造が、懸賞金の「見た目」と「実態」の乖離を生んでいる一面だ。