ビオラとバイオリンの違いを徹底解剖!見分け方や音色・難易度まで解説

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手にとって初めて驚かされるのが、ボウイング(運弓)を司る弓の仕様差です。バイオリンの弓が平均して約60g前後で直線的な俊敏性を重視して設計されているのに対し、ビオラの弓は太く作られており、重量も約70g前後と約10g重くなっています。弓の根元にあるフロッグ(毛箱)の角も丸みを帯びた形状になっており、太い低音弦をしっかりと掴んで振動させるための重量配分が施されています。

そして、バイオリン奏者やピアノ経験者がビオラの世界に足を踏み入れた際、最初に直面する最大の関門が楽譜表記の壁です。バイオリンはピアノの右手パートでおなじみの「ト音記号」で読譜しますが、ビオラは基本的に「アルト記号(ハ音記号)」で記譜された楽譜を使用します。

五線の第3線(真ん中の線)が「ド(中央C)」を示すこの記号は、ト音記号の感覚で音符を追うとちょうど1音分ズレて認識してしまうため、頭の中で瞬時に音を変換する慣れが必要です。時折、高音域のパッセージになるとト音記号へ切り替わることもあり、この柔軟な読譜力はビオラ奏者に必須のスキルとされています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。